卵子の傷の修復に必要なのは?
大人になって年を重ねていくと「以前より傷の治りが遅くなったな…」と感じる方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
実はこれ、卵子にも同じことが当てはまるんです。
卵巣内の卵子は、眠った状態にあるとはいえ、胎児のときからダメージを受け続けています。そして女性にはそのダメージから卵子を守る機能、傷を治す機能も同時に備わっています。
しかし、年齢が高くなるにつれてその損傷を修復する能力が低下してくると言われています。
年齢と共に卵子のDNAについた傷を治せなくなるということです。
そのため卵子にはどんどん傷が蓄積(老化)されていきます。
41歳ごろになると傷だらけの卵子が増え、良好な卵子はとても少ないのです。
厳しい現実です。
18歳から32歳くらいまでの「妊娠適齢期」にはたくさんあった質のいい卵子が徐々に減少し、30代後半からは卵子数の減少プラス老化した不良卵子の割合が増加します。
※不良卵子とは、染色体異常や卵子のエネルギー作成機能が低下するなどして、妊娠成立までなかなか到達できない卵子のことです。
不安になるような事ばかりを書きましたが、大丈夫です!
卵子の発育を促したり、卵子の傷の修復を行うのに必要なのが「成長ホルモン」です。
この成長ホルモンは「睡眠時」に脳から分泌されます。
睡眠不足が続くと、肌荒れがひどくなりますよね。肌だけでなく他の細胞、卵子も同じです。年齢と共に良い睡眠と定期的な運動が若さを保つのに効果的です。
まさに成長ホルモンがアンチエイジングの要なのです!
まずは、早寝早起き、そして規則正しい生活リズムを整えることが大切です。
「質の良い睡眠」をとるために、今日から実践していただきたいことをご紹介します。
- 食事は就寝3時間前までにすませること
- 入浴は就寝1時間前までにすませること。
- 就寝前にカフェインを摂取しない。
- 就寝時は真っ暗にして、起床時は太陽光を浴びる。
- 遅くても午前0時までには就寝する。
慣れるまでは面倒くさい…と思われるかもしれませんが、未来の赤ちゃんの為に、ご自分の「睡眠」について見直してみませんか。