妊活中~イライラ思いだし怒り~
「妊活生活」で毎日がんばっているあなた。
治療のストレスや日々の疲れから「怒り」「イライラ」の感情に振り回されてしまうという方も多いのではないでしょうか。
長引くしつこい「怒り」については悩ましいですよね。
「あの時もっと言いたい事言って怒ればよかった…」
「なんであんなこと言われたんだろう…」
「いつまでもぐちぐち怒っている私が悪いのかな…」
本院へ不妊治療に通ってこられる方の中には自分を責める気持ちが沸きおこってきて辛くなる方が多いです。
「思い出し怒り」過去に感じた怒りを思い出すと、ずいぶん前の事でもまるでついさっきの事のように怒りが再燃してしまう‥というものです。
「思い出し怒り」は繰り返すたびにとても辛くしんどいものです。
そういったしつこい怒りに対してどう対処したらいいのか。
「怒り」という自然な感情はなくすことはできません。
「怒り」とうまく付き合いコントロールできるようになりましょう。
対処の仕方がわかると必要以上に怒らなくなります。
怒りに振り回されないようになるためには、客観視する力や分析する力が必要です。
客観的に分析できるようになると「よく考えて行動することで未来は変えられる」と分かるので自分のやるべきこと、行動が明確になります。
「何をしてもコントロールできないものだ」と理解することができれば過剰にイライラしません。
特に女性は男性より感情に振り回されやすく、「なんか嫌」「なんかイラつく…」と
ネガティブ思考になりがちです。
自分が今何でイライラしているのか紙に書いて整理することで対処法が見つかることもあります。
また、怒りが湧いたときは「今、ここ」に心を向けて下さい。
「あの時あんなことを言われて腹が立った」「今度会ったら言い返したい!」など、思考が「過去、未来」に飛んでいて意識が「今現在に」向いていない状態の時があります。
そのような時は、今目の前に見えているもの、聞こえてくるもの、匂い、触覚などに集中して感じてみて下さい。いつもより注意深く食事を味わってみるなども良いです。これを続けると、意識が「過去、未来」に飛んで振り回されず、「今この時」に思考が変わります。「昼間は腹が立っていたけどなんか今は大丈夫」に変わってきます。
しつこい「怒り」にさいなまされず、「妊活」をすすめていきたい…
すべては自分次第です。
日頃から些細の出来事でも良いのです。ポジティブな出来事に目を向けて自分のネガティブな感情を払拭できるようにしていきましょう。
前向きな自分をつくり、過ごしていきたいですね。
そうすればきっと赤ちゃんもやってきてくれると信じています。