採卵のコツ、採卵の基本がわかれば恐くない!
不妊治療をステップアップさせ、いざ体外受精へ!と挑戦する方たちが増えています。
その中でも、「採卵」に不安を感じる方が多いようです。
初めての経験で、不安や期待、痛み等…様々な思いをめぐらせてしまうのは当然のことと思います。
採卵前にきちんと準備して、不安材料は取り除いておきましょう。
採卵にかかる時間は長くても20分くらい。
みなさんがイメージしているより、採卵そのものの時間はずっと短いのです。
卵子数にもよりますが、5分から20分あれば完了します。
当日は、採卵前のカウンセリング、健康チェック、点滴、超音波での排卵確認等があります。精子や卵子のとり違えを防ぐための本人確認も厳密です。
超音波で卵巣を見ながら、卵胞を一つ一つ刺して、卵胞液ごと卵子を吸いとります。
採れた細胞液は培養室にすぐ運ばれ、顕微鏡下で卵子確認したら培養液に入れて受精まで休ませます。
採取する卵子数により、麻酔や鎮静剤使用などクリニックによって異なります。
「痛み」は採卵する女性には最大のストレス!
傷みや恐怖のせいで、ホルモン環境が乱れその後の移植の成否に影響しては元も子もありません。
卵子数がたとえ少なかったとしても「痛みにとても弱い」という方は主治医と相談の上、静脈麻酔でぐっすり眠る方法も選択肢としてあります。
もちろん、採卵数が多いケースでは必ず静脈麻酔を使用します。
静脈麻酔には、鎮静と鎮痛の二つの作用があります。
患者さんは、採卵の間ずっと眠っているので、痛みは感じません。
子宮の周りに注射を打つ「局所麻酔」という方法を採用しているクリニックもあります。
また「採卵後の過ごし方」についてですが、どうしても仕事に行かなければ行けない方もおられると思います。ただしあまりおすすめはできません。
採卵は、午前の早い時間に行われることも多く、採卵後は低血糖などが起こることもあります。
麻酔後というお体の状況もありますので、麻酔と採卵を行った当日はできれば一日休暇をとってしっかり身体を休ませた方が良いでしょう。
不安な事は、クリニックや担当医にまずは相談してみましょう。
お一人お一人それぞれ症状やお悩みは違います。
採卵の基本がわかれば恐くありません!
そして良い卵を採卵した後は、いざ肺移植へ!
あなたの妊娠、出産を応援しています。